武術の身体操作
相反するものを使いこなす
人間は今まで生活してきた環境下で、其々の動作を繰り返し身体操作を作り上げています。そこには身体内の骨と筋肉の正しい配置が乱れることで誤った身体操作が反復され悪い癖になってしまう例もあります。
誰もが生まれてきたときには自然に従って外部抵抗と衝突しない身体操作を無意識に行っています。
自然に即した身体操作を意識して修練することで、内力と外力、剛力と脱力、中心と先端など、相反するものを使いこなし、身体の潜在能力を最大限に引き出すことが可能になります。


自然に沿った身体の使い方とは?
体幹から発生した波を体肢に伝える・・・言葉にするとシンプルではありますが、やってみるとそう簡単には出来る事ではありません。
自然に沿った身体の使い方をしているか、自分では感じることが難しいので、客観的にみて丁寧な指導を受けないと誤った操作を繰り返すのみです。
本来人間に備わっている精密な身体操作を体験してみませんか?
合理的な身体操作
身体能力を最大限に発揮する
合理的な身体操作を身につけることで、自分のパフォーマンスを最大限に発揮することが出来ます。
人間は、自分の持てる力の全ては使用していないと言われることがありますが、合理的な身体操作法を身につけることが、残りの力を引き出すことに繋がります。
理に叶った身体操作法を身につけることで、年齢も乗り越えていけるものと確信します。年齢を経るほどに身体を精密に使えることが可能になります。


体幹と体肢の連動
中心を意識する
人間の中心とは、どこにあるのでしょうか?よく言われているのは、丹田であったり、中心軸であったり、それぞれの武道、流派で伝承されてきたものは、表現こそ違いはあるものの、同様のものを指しています。
空友会でも、体幹から体肢に連動させます。身体意識のイメージを強く鮮明に保つほど、相手に対する作用点に大きな力が働きます。
日頃から、中心をイメージし鮮明化することで、意識下に眠っている能力の開発を促進することが出来ます。